念願のいちご狩りーあま～いいちごと想い出となり。

みかんとぶどう狩りは小さい頃に連れて行ってもらったことがあるのですが、いちご狩りの経験はありませんでした。

フルーツの中でいちごが一番好きなので、そのいちごを思う存分食べてみたいといつの頃からか思っていました。

家で食べるいちごはパックものを家族で分けるので、ひとりがせいぜい4個くらい。
ショートケーキの上に乗っかっているいちごは、いつも最後のお楽しみにとっていました。

近くにいちご狩りをするところも機会もないまま大人になり、私の初いちご狩りは会社の日帰り慰安会で、静岡県の久能石垣のいちご狩りでした。

他のメンバーは清水港でのマグロ丼の昼食を楽しみにしていたのですが、私は断然いちごでした。

スケジュールを見るといちご狩りの所要時間は30分。（少なっ！）でもたくさん食べてやると変な闘争心を沸かせながら、当日を迎えました。

バスを降り、ハウスに入る前に練乳が入った小さなパックを渡されました。わくわくしながら中に入った瞬間、思わず歓声をあげ一気にテンションが上がった私。だって石垣のすきまから、大きくて真っ赤ないちごがたくさん垂れ下がっていたからです。

今日は4個じゃなくていいんだ！ちびちびともったいぶって食べなくていいんだと、ひとり苦笑。

最初の一つは練乳なしで。「お、おいしいー！」しばらくは練乳なしで頂き、ちょっと味に飽きてきてから練乳をつけて頂きました。もう夢中でパクパク。

このとき初めて隣にいた事務のおじさんに、いちごの美味しい食べ方を教わりました。
「いちごは先端の方が甘いから、ヘタ側から食べるんだよ、その方がいちごの甘さを感じておいしく感じるんだよ～」

「正しいいちごの食べ方」を子供の頃から知っていたら、私の甘酸っぱいいちごへの想いはもっと甘く感じていたのかな～